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日本防衛「マイクロ原子炉付レーザー兵器を静止軌道に配置」

 地球の大気圏は概ね100kmの高さでありますが、それ以上の高さでは空気濃度が著しく低くなります。このレベルではレーザーの大気による減衰は無視できるレベルとなります。

また、レーザー加工機による金属の加工は、空気による拡散を避けるため距離わずか数cmのところですが、高くても8kwほどの出力のレーザーで、瞬時に数ミリの厚さの金属板に穴を開け、形状に沿った加工ができます。

よって、100km以上の高度に上がってくるミサイルを、上からレーザーで攻撃すれば、爆発・破壊できる可能性があります。

これを実現するためには、日本上空を全て網羅できる高度3万6000キロの静止軌道に、100kw以下のマイクロ原子炉を組み込んだレーザー兵器を配置する必要があります。 光の速さで、エネルギーの減衰も無ければ、3万6000kmの距離は何の障害にもなりません。

このシステムを、使用可能にするためには、ミサイルの早期検知システムが必要とされます。 多くの監視衛星にミサイルを自動検知する、エッジAIを組み込み、人間の確認を経て攻撃するシステムを構築できなければいけません。 また、このエッジAIのソフトは地上からの更新指令で、ミサイルデータの更新とあわせて実行できる必要があります。

 

ただし、このシステムに危惧される以下の問題があります。

 

静止軌道まで打ち上げられるほど、マイクロ原子炉付レーザーを、小型・軽量化できるか。 原子炉の冷却機能は、周りの環境が絶対零度に近い環境なので、熱の放出には特別の装置は必要ないです。

 (アメリカの米エネ省、「MARVELプロジェクト」を参考にする?)

・宇宙条約に牴触しないか? (防衛の目的だが?)

・打ち上げ時の失敗における爆発・炎上による放射能等の危険の問題

・レーザー発射に伴うガスの消費の補充が限られる

 (ガスが要らない方式は可能か? 半導体レーザーを多数使うとか)