昭和に生まれて

思いのままに

提案!! 「日本のデフレ脱却方法」

提案!! 「日本のデフレ脱却方法」

 

 慣れ親しんだデフレを脱却するための具体策を提案したい。 結論から先に言おう。

 

 日本の家庭金融資産が2000兆円を超えたと言う。各家庭がその保有金額の5%をまず1年目に自分たちの喜び、楽しみのために使う。そうして次の年も5%を同じように使う。これにより2年間でおよそ200兆円の実需の消費が発生する。これを起爆剤とし日本の景気を回転させる。動き始めた景気のサイクルが雇用を作り、人手不足が賃金の上昇を招く。賃金の上昇が消費を呼ぶ。日本の経済が回転し始める。

 

 では、初めの5%を各家庭がどのようにしたら使ってくれるのだろうか?

 

 先の読めない変化の激しい現代で、備えの必要性を多くの人々は感じている。多くはない貯えの人々にとって、1割の資産減少は不安である。この不安を払拭し、自分たちの喜び、楽しみのために使ってもらうためにはどうしたらよいのか?

 

 全てのマスコミの方々にお願いしたい。日本に住む全ての人々に訴えてほしい。

 

「自分の喜び・楽しみに金融資産の一割の金額を消費に回せば、それで景気が上向き、日本が活気づき、人々が明るくなる。これは日本を、そして多くの人々を救うことだ。そう昔の言葉で、世のため人のため、である。自分にとって楽しいこと、趣味の道具でも、道楽でも、旅行でも、もの・こと なんでも良いのである。自分や家族を喜ばすこと、あるいは他の人を喜ばすことでもよい。いい世になれ、いい世になれと念じて使ってください。」

 

 私のような、表現の拙さでなく、人々の心に沁みわたる言葉で、どうか訴えかけてください。 この時政府は黙っていた方が良いでしょう。あくまで民間の心ある人々が、心底願って訴えてください。日本に住む人々のこと、納得すれば喜んで協力してくれるでしょう。

 

 政府は、人々が動き始めたら、次に日本の進むべき姿を提示してください。例えば

 

 「省力化・自動化・無人化を全ての分野で推し進め、人々の労働時間を順次削減していきます。 近代の狩猟採集社会に、研究者がお邪魔して、彼らの生活を様々な面から調査した結果の一つに、彼等狩猟採集民の1日の労働時間は平均4時間ほどであったと報告されています。 現代人よりはるかに少なかったのです。 省力化・自動化・無人化が進めば、週20時間労働も夢でなくなります。既に工場の無人化は大きく進んでいます。同じように農業・介護・医療・商店あらゆるところで、省力化・自動化・無人化が試みられています。

日本人は擦り合わせが得意だと言われます。自動化の機器を作るには自動車と同じように多くの部分に擦り合わせ処理が必要とされます。またその機器を動かすには、ソフトウェアが必要とされます。このソフトウェアは、実際に目に見える動きをコントロールするためのソフトウェアなので、これも擦り合わせでしょう。AIを使うか、プログラムでコントロールしようが、こだわらず役に立てばOKです。

 

機械化により様々な分野で生産性が上がれば、短い労働時間で多くの成果が得られます。その成果を多くの人に行き渡らせるため政府は、労働時間の上限を早め早めに短くしていく必要があります。 法律できっちり誘導する必要があります。

 

省力化・自動化・無人化の結果の豊かさが資本家だけなく、全ての人に行き渡るようにする必要があります。それがきれば、現在起きている多くの社会の問題も、おのずと解消されるでしょう。 一日4時間の労働であれば、イクメンも増え、育児の問題も、産後鬱の問題も減るでしょう。そうすれば人口減少も緩やかになるでしょう。また国が富めば、ベーシックインカム等の導入も無理なく実施できるでしょう。人々は生活の不安もなくなり、犯罪も減るでしょう。残りの時間を自分を活かすために使うことができ、人生そのものを楽しむ生き方ができるでしょう。そう『人類は楽園を目指す』です。有史以来あこがれてきた・夢見てきた楽園を、科学技術の力で実現しようとしているのです。まだまだ時間はかかるでしょうが、これに向かって進んでいきましょう。」

政府はたまには、このような未来を国民に示しても良くないですか。人々が、日本の繁栄を願って10%消費を決意したら、政府も真に人々のためになる施策を明示しませんか。